ゴルフツアーは潜在力やメリットに見合うような発展を遂げるには
最近になり、ベトナムのゴルフの魅力をいかに伝えるか、そんなことを考えている。
弊社も入会している、IAGTO＝国際ゴルフツアーオペレーター協会の統計によると、全世界でおよそ6千万人のゴルファーが活躍し、その消費額は一般観光客の2.5倍上回っています。国際ゴルフツアーオペレーター協会の加盟国は61カ国あり、ゴルフツアー会社およそ638社を擁しています。これらの会社の商取引額は年平均25億ドルにのぼり、毎年、およそ190万人のゴルファーはゴルフ場の間を移動しています。
それだけゴルフ旅行のニーズは高く、国がゴルフ旅行を推進する価値のある市場と言える。
ベトナムのゴルフの歴史は古く、ベトナムに1932年、ベトナムのグエン王朝の第13代にして最後の皇帝であるバオダイ王は中部高原地帯テイグエン地方、ダラット市でゴルフ場を建設したことから始まる。20世紀の初頭から90年代まで、外国人投資家がゴルフ開発を推進したことにより、このスポーツがこの時期から発展してきました。
この数年、ベトナムは国際基準を満たすゴルフ場の開発を進め、50数カ所の国際レベルのゴルフ場を整備しました。しかし、ベトナムのゴルフツアーは潜在力やメリットに見合うような発展を遂げず、ゴルフをするために、ベトナムを訪れる外国人観光客は延べ１５００万人の外国人観光客数の0.8%しか占めていません。一方で、マレーシアでは延べ2500万人の中の2%を、タイでは延べ3500万人の中の9%を占めています。
まだまだ発展の余地はあると言うことです。
ここ２、3年で、ベトナム観光総局もその重要性に注目しつつあります。
2018年、文化スポーツ観光省はグレックノーマン氏を2018年～2021年期のベトナムの観光大使に任命しました。また、さきごろ、ベトナムのゴルフツアーの発展を促進するため、ベトナムゴルフツアー協会が設立されました。
また、ベトナムは、「アジアゴルフアワード」により、アジア太平洋地域で最も魅力的なゴルフリゾート地として選出されました。
ベトナムは、何が他国と劣る、ゴルフ旅行のディストネーションなのかを、私個人も考える必要があると考えています。
ベトナムの持つ、ゴルフツアーは潜在力やメリットに見合うような発展を遂げるにはどうすれば良いのか、日本人に何を伝えるべきか。。
それが、このコロナ騒ぎの間に私が考えるべきことだと、今更ながら感じています。。。