ゴルフがもっと 上達する方法⑤
前回はベトナム人ゴルファーの大多数が利用しているアプリ「ＶＨＡＮＤＩＣＡＰ」（ハンディキャップ、以下ＨＤＣＰ）について説明しました。今回は、ＨＤＣＰとはなんなのか、もう少し詳しく説明します。
勘違いしやすいＨＤＣＰの正しい意味
ゴルフをする人との会話でよく出てくるのが「ＨＤＣＰどのぐらい？」という話題です。もちろんオフィシャルのＨＤＣＰを持っている人はそのＨＤＣＰを言いますが、持っていない人は大体の平均スコアーで答えることが多いと思います。しかしこれは大きな間違い。ＨＤＣＰは決して平均スコアーではありません。
このような会話で言うＨＤＣＰとは、「ハンディキャップインデックス」のこと。この計算は、現在から過去20ラウンド中のベスト８枚の平均方式によるＨＤＣＰ計算となってます。単純に８枚の平均ではなく、ストロークコントロール（各ホールの上限スコアー設定）とコースレーディング（コースの難易度）から計算されます。
また、これに関して最近では「スロープレーティング」という数値が導入されています。簡単に説明すると、上級者と初・中級者が競う場合、公平な競技にならないということで、スロープレーティング（ＵＳＧＡの商標。相対コース難易度を示す尺度。数値が高いほど難易度が高い）が考案されました。
よって、正式なＨＤＣＰはラウンド平均スコアーよりも少ない数字になるということです。
ざっくり言えば、平均スコアー８から12オーバーの人であれば、ＨＤＣＰは４から６ぐらいではないでしょうか。
この様に計算されたＨＤＣＰは、世界中の人と共有できます。上達を目指し、パブリックな協議などを通じていろいろなゴルファーと交流をするなら、ＨＤＣＰ取得をお勧めします。